猫よけの常識・非常識 - 知らないと、ずっと猫とにらめっこ!?ねこよけ成功には猫の習性の理解から。基本の基本。



昔から「犬は人につき猫は家につく」と言われます。
猫よけをする際に絶対に無視できないのが、猫独特の習性である「テリトリー意識」です。
猫は日常生活のなかで、餌場、トイレ、昼寝、など場所を決めて一定のルート上で行動します
自分のテリトリーを主張するために、尿をかける行為(マーキング)はよく知られています。

よく、こういったことを聞きます。

「芝をはったところ糞をされるようになった。だから、猫は芝は好きなんだ。
「家庭菜園用のふかふかの土に糞をされた。だから、猫はふかふかの土がすきなんだ。

この考えは、必ずしも間違いではありません。
そういった傾向は確かにあります。

でも、

芝に糞をされるのでコンクリートにしたが、まだ糞をやめない。
土の上に置いた猫よけのトゲトゲの上、そしてそれをどかしてまで糞をしていた・・・

こうった事例も、まったく珍しくありません。

ひどい場合は、車の屋根やボンネットに、家の屋根まで、糞尿をされるケースもあるほどです。

つまり、猫はその場所の「“柔らかい”や“芝”などの状態が好きだから」糞をするというより、「その場所をトイレと決めているから」糞をする傾向が非常に強いのです。

とにかく猫の「場所に対する執着心」は想像以上。
追い払っても、追い払ってももどってきてしまうのがほとんどです。

「猫のタタリ」なんて言葉があるほどですから、猫は場所に「憑(つ)く」という言葉が使えるかも知れません。

【常識】
糞をされるからといって、土であれコンクリートであれ、その場所の素材(質)を変えても被害が完全になくなるとは言えない。


猫よけ前にこのポイントは必ず抑えておきたいですね。





猫はかんきつ類やコーヒーなどのにおいが嫌い。

だから、コーヒーや正露丸、かんきつ類やクレゾールなどをまいて猫よけ。
でも、一時的に効果はあってもまた戻ってくる。
そしてまた、「猫よけに良い」とされる方法を試しては、また撃退失敗。

そんな経験はないでしょうか。

確かに、ネコにも鼻があるので、嗅覚が敏感でニオイに耐えられない猫は避けるのかもしれません。でも、やはり、「慣(な)れて」またやって来てしまいます。

つまり、ニオイが何であれ、最初は嫌がっても、警戒に値しなければ慣れてしまうわけです。言ってしまえば、「その猫よけ、全然OK。」とばかりに平然と帰ってきます。

人間の猫よけ策を警戒に値するか、そうでないかをきっちり判断して、大好きな大切な自分のテリトリー(縄張り)に戻ってくるわけです。

【常識!】
最初は嫌がっても、警戒に値しないなら慣(な)れる。見透かされる。





猫は大きな音が嫌い。

ノラ猫と目が合っただけ、あるいは声を発するだけ、何か音を立てるだけでも、飛んで逃げていくことも多いですよね。「猫は警戒心が非常に強い」という一般的な習性の表れでもあります。

でも、実は、この習性もすべての猫には当てはまわるわけではありません。

庭に侵入してきた猫を声を張り上げて威嚇したり、何かを叩いて大きな音で威嚇してもその場は追い払うことはできますが、また戻ってきます。

人になれている猫なら、大声をあげようが、大きな音を立てようが動じない。
そんなネコに出くわした方もいるかもしれません。

ネコが音にびっくりして逃げても、また戻ってくるのは、やはり警戒に値しないと感じ、慣れてしまう能力でしょう。

猫よけグッズである「センサー付ブザー」やなども一定期間後、結局慣れられて、効果がなくなるのもこの理由からでしょう。

【常識】
その音や行為が警戒に値しないと判断したなら、その場は逃げても必ず戻ってくる可能性が非常に高い。つまり、学習する。


だからと言って、エアガンなどを使い虐待をすれば・・・一歩間違うと、「通報されて警察沙汰に・・・」なんてことも。最悪、書類送検や逮捕、罰金なんてこともありえます。被害者が一転加害者になりかねません。ほんのちょっとの思いつきの行動で、人生を棒に振ったら大変です。過激なことはくれぐれもなさらないように。
(※猫の虐待、殺傷、捕獲は法律違反で、刑事事件になる可能性があります。)





肉球の不快感を嫌がる。

「猫はきれい好き」という一般的な習性も良く知られています。

例えば、猫よけ策の方法のひとつとしてガムテームや両面テープを使うケースがあります。効果を発揮している、という声もあります。

また、卵の殻を砕いてばら撒いておくと、その上を歩くと肉球にチクチクを感じて、その場所を避けるらしい」という話もあります。卵の殻はよく乾燥させてから砕かないといけないとか。

またこういった習性からキャットカットというトゲトゲのグッズがあります。これを置いた場所は高い確率で避けます。1〜2m四方のエリアならこの対策で十分でしょう。

しかし、庭全体におくとなると数万円〜数十万円かかるうえ、見た目が恐ろしくなります。また、「トゲトゲを食いちぎった。」、「足でどけてフンをした」という報告も多数寄せられているので、嫌なら避けるのが猫、といったところでしょう。

【常識】
猫は肉球の不快感を嫌がるらしいが、嫌なところがあれば避けて通る、フンをする。





保健所が捕獲してくれる。

動物愛護管理法の改定などで、簡単に捨てたり、捕獲できる時代は昔の話。
だから保健所に連絡しても、法律の壁があるため事態の改善はあまり期待できないのが現状です。


無責任に餌付けをする人や、マナー意識の低い飼い主などは口頭などで注意する、程度のことならやってくれる場合があるので、一度ご相談するのもひとつの方法でしょう。

【常識】
野良猫も含め、すべての猫は法律の保護下にあるため、行政でも対応しようがない。行政が根本策を打ち出すか、人々のマナー意識を高める以外、野良猫の繁殖を防ぐ方法はない。





「猫よけ」は「猫のしつけ」。

完全な猫よけは大きくわけで2種類でした。

(1)侵入を完全に防止する。
(2)「この場所は嫌な場所である」と学習させる。

侵入防止は「しつけ」とはいえませんが「学習させる」は言い方をかえると「しつけ」と言えます。

【常識!】
「猫よけ」は「猫のしつけ」。しつけてしまえば猫よけできる。


ただ、「猫のしつけ」は飼い主でも苦労することが多いようで、まして野良猫や、よその家の飼い猫をしつけるとなると、想像を絶する大変さかもしれませんね。

参考ページ
猫のしつけってどうするの?花王 ペットサイト猫のしつけ猫よけ撃退率95%以上で成功