ペットボトルやコーヒーなど、猫よけグッズはいろいろ。
でも、実際は、効果のあるグッズは限られてきます。
ここでは、ちゃんと根拠があり、使い方によってはしっかり効果が得られるモノやコトを紹介します。
猫よけ方法でも触れたように、猫はテリトリー意識の強い動物で、そう簡単には「撃退」できません。
ここに紹介する、効果のある猫よけグッズを試しても、必ずしも迷惑ネコの撃退ができるとは限らない点は、あらかじめご了承のうえ自己責任にてご利用ください。
キャットカット
街を歩いているとよく見かける通称「トゲトゲ」あるいは、「プラスチック製剣山」
これを置いた場所は「猫が避けて通る」というもの。
確かに、これを置いた場所は「避ける傾向」はあるが100%ではありません。
上手に上を歩く猫もいますし、何を思ったか、食いちぎる猫もいます。
エアコンの室外機の上、プランターの中、バイクシートの上、塀の上など限られたスペースならかなり有効。
また、「この場所を足がかりに猫が侵入する(足場)」なんて場所を見つけたなら、そこに置くだけで、ピタっと猫の侵入を防げる場合もあります。
逆に、庭へ糞被害の場合は、“隙間なく”庭に敷き詰めれば、おそらく侵入はしないが、かなり非現実的な対策で、あまりおすすめできませんが・・・
忌避剤(ニオイで!)
ホームセンターなどで市販されているつぶつぶ状の薬剤。
忌避剤(きひざい)は猫の嫌がるニオイを元に作られているため、まいてから数日から10日ほどは猫が寄りつかない効果が得らることがあります。
ただし、一種類の薬剤をまくのは効果的でなく、複数種類を用意し交互に半年~1年間くらい、まき続けると効果的。
まきたてのときはニオイが強いので猫も避けますが、クレゾールなども同じで、雨などにより効力は急激に弱くなるので、次に狙われる前に新鮮な忌避剤をまく。
AをまきBをまきCをまく。それを猫が来なくなるまでまきつ続けるのがコツです。
なお、人間の視力に差があるように、猫の嗅覚(きゅうかく)も個体差があり、いくら猫が嫌がるニオイだと言っても、残念ながら鼻の鈍い猫には効きません。
一度まいて翌日から堂々とやってくるようだと、ニオイ作戦は効かないと判断しましょう。
猫よけ機
あれこれやるのが面倒な方は、言わずと知れた最強の猫よけ専用機。
さくっと被害はなくなります。
20年くらい前からある実用品ですが、意外にも知らない人もたまにいます。
猫がイヤがる超音波(ちょうおんぱ・・・人間には聞こえにくい音)を出して猫を追い払います。
センサーがついているので、人にかわって、庭や車を休まず監視し、猫が悪さをしに来たときに自動的に撃退してくれます。
早い場合は、その日からネコは消えます。
長い場合は2週間~3ヶ月くらいかかりますが、1年も2年も、ひたすら薬をまき掃除を続けることを考えたら、安いし楽ですね。
偽物やパクり商品も出回るほど、業界では人気の製品。
餌付けをやめさせる
そもそも、ネコはなぜ糞をするのか?「エサを食う」から。
ならばエサを与えなければ良い。
ノラネコの糞尿問題の根本原因の多くは無責任な人間の餌付け。
その無責任な人間に餌付けをやめさせることで、あっさり糞問題が片付いてしまう場合があります。
理屈はこうです。
猫は縄張りの動物で、エサ場、昼寝所、トイレ、社交場と自分のテリトリーを決めて、ルーチン的に縄張りをうろうろします。
でも、肝心のエサがなければ、エサ場を他に求めないといけません。
つまり、エサ場が変わるわけです。
餌場が変われば、縄張りそのものを変更せざるをえなくなり、結果的にトイレの場所も変わります。
猫の姿さえ消え失せることだってあるんです!(「猫屋敷の住人が亡くなったとたん猫もいなくなった」等)。
ある意味、もっとも効果的な猫よけ対策と言えます。
住宅地で餌付けをする人間は、得てして、問題人物であることが多いです。
「とてもじゃないが直接言えない」という場合は、保健所や役所に相談してみてください。責任感ある役人なら指導してくれるでしょう。