猫が庭にウンチをするので、薬剤や漂白剤やクレゾール、忌避剤、お酢、お茶っ葉の出がらし、正露丸などをまいた。
しばらく来ないかと思ったが、またやって来た。
クソっo(`ω´*)o!今度はこれでどうだ!
さらに別の猫よけ策をためすも、どれも効果は一時的。
効かない・・・効果が続かない・・・
いい加減になんとかならないのか?(怒)
こんなことになっていませんか?
実は、猫は人が思う以上に、縄張り意識が強い動物で、一度「トイレ」と決めてしまうと、そう簡単にあきらめません。
猫よけ失敗しつづけるワケ
「犬は人につき、猫は家につく」と言われるように、猫は自分のテリトリーが大優先です。安い薬剤のニオイが多少不快でも、命の危険がないとわかれば必ず戻ってきます。
でも、残念なことに、猫よけで苦労されている人は、猫の習性の一部しか知らず、効果のない方法を試し続けているのです。
猫を飼ったこともなければ、習性を知らないは当たり前です。でも、コトワザにもあるように、勝つためには、まず敵を知ることが大事です。猫を知らないから何をやっても撃退できないのです。
やるだけ無駄。効果のない対策一覧
猫よけには「猫の嫌がることをするとよ良い」と聞いたことがあると思います。
苦手なニオイもありますし、肉球の不快感、水もキライです。
だから、「ガムテープや卵の殻が猫よけになる」なんて言われます。
例えば、一般的に知られている猫よけ対策はつぎのようなものです。
すでに、いくつか試された方もいるかもしれません。
ペットボトル、コーヒーのカス、正露丸、ニンニク、とうがらし、その他の香辛料、芳香剤、香水、ニコチン液、クレゾール、漂白剤、でがらしのお茶葉、米のとぎ汁、お酢、木酢液、ハーブ、プラスチック製トゲトゲシート、ガムテーム、両面テープ、釣り糸、割り箸、ビー玉猫の置物、みかんやグレープフルーツ・レモンなどのかんきつ類、センサー付ライト、センサー付ブザー、猫よけスプレー、忌避剤(市販品)、ビニールテープ、ブルーシート、水鉄砲、卵の殻、砂利、コンクリート、ネット、毛布、シーツ・・・・
参考:猫よけ実践とその効果(弊社が2005年に実施した被害実態調査アンケートより)
しかし、残念ながら、これらの対策は全く効果がなかったり、あってもほんの一時的です。
なぜなら、猫よけに絶対必要な3つのポイントのうち1つしか満たしていないからです。
3つのポイントがおさえられていない方法は、続けても意味がないので、やめたほうが良いでしょう。
猫よけに成功する3つの鉄則
猫よけに成功するためには3つのポイントをおさえないといけないんです。
この3つを完全に実施してはじめて、被害が解消できるのです。
ポイント1・・・猫が嫌がることで
ポイント2・・・慣れられないよう
ポイント3・・・学習するまで徹底する
どれか抜けていませんか?
猫はレモンやミカンなど柑橘(かんきつ)類が苦手です。ミカンの皮を顔に近づけると、飛んで逃げていくこともあります。
歯磨き粉なんかも嫌がります。
実は、この猫よけの3つのポイントは、猫のしつけと全く同じなんです。
猫を飼っていたり、飼ったことがある人ならお気づきだと思います。
飼い猫でも1回や2回で学習しません。
「テーブルに乗ったときも「コラッ!」と叱ります。
でも、また乗ります。
さらに、かしこいのは、飼い主が寝ているときや留守中に、ココぞとばかりに乗ってしまうのです。
何日も何ヶ月も、その都度叱ってしつけをしていくのです。
糞尿被害を完全解消するには
では、猫の撃退に成功するためにはどのようにすれば良いのでしょうか。
もっとも、わかりやすい方法を紹介します。
糞やオシッコをする場所、居座られる場所で(人)が待ち伏せします。
そして、猫が来るたびに『コラッ!』と追い払います。
これを猫が学習するまで不眠不休で続けます。
これなら100%猫よけに成功します。
1.猫は大きな音が苦手
2.その都度声を出すので慣れられない
3.継続する
でも、現実的には、無理ですよね・・・
あるいは、家の周りをミカンの皮で埋め尽くせば猫も侵入しなくなります。
でも、残念ながらミカンの皮は時間がたつと乾燥してニオイもなくなります。
すると、猫は侵入します。
手遅れになる前に
「あれ?何の糞だろう?」
お庭の掃除や手入れのときに発見。以前はなかったのに・・・
これは自分のトイレ場所を追われた猫が、新しくトイレの場所を探っているケースです。
そんなときは、とにかく、短期間で集中して水を撒いたり、忌避剤を大量に投入するなどして、徹底して猫よけします。
猫がトイレに完全に指定していない状況では、ホームセンターで販売している薬剤などが効く場合があります。
また、コンクリートなどにやられる場合は、糞やオシッコのニオイが残らないよう水とデッキブラシでゴシゴシ水洗いをします。
猫が自分のウンチやオシッコのニオイを手がかりに戻ってくるのを阻止するのです。
とにかく、猫被害の場合は、風邪のひきはじめと同じで、初期治療が大事なのです。
こうなると手遅れ
15年以上、猫被害の現場を見てきました。
お庭だろうが、車のボンネットだろうが、「猫にトイレ」と指定されてしまうと、その解除は困難です。
目安として、猫のフンやオシッコが週に2~3度以上、3ヶ月以上続く場合は、完全にその猫のトイレと化しています。
中途半端な対策は、するだけムダ。
お金も時間も無駄にする行為です。
生半可な対策をとっても、猫が命ほど大事な縄張りをあきめることはありません。
へたに対策をすると、逆に糞尿攻撃がエスカレートすることがあります。
そんなときは、猫よけ専用機を使って頂くのが一番ですが、これは最終手段です。