自動車の猫よけ対策

寒い時期がエンジン周りを中心に暖かいため、自動車のボンネットやエンジンルームは、猫にとっては格好のベットになってしまいます。

まれに、中型、大型バイクなども猫は好みます。

オープンカーの幌(ほろ)も、素材によっては猫にとって居心地がよいのでしょうか。「幌を新しいものに変えた次の日から猫が昼寝するようになった。」という声もよく聞きます。

せっかく洗車した車も猫が歩いたり乗ったりしてしまうと台無しです。

足跡、キズ、毛、そしてひどい場合はウンチやオシッコまでも。雨の日や雨の後は最悪の状態です。

さて、自動車の猫よけ対策は、一部の駐車場を除いて非常にやっかいです。

自動車の猫よけ対策の基本

屋根付きで出入り口にシャッター付いているガレージなら猫は侵入できません。

つまり、物理的に猫が侵入できないようにしてしまえば、侵入防止100%です。

何らかの方法で物理的にシャットアウトできる場合はそれが一番です。

でも、物理対策ができない場合は、猫よけの基本原則にのっとって対策をする必要があります。

猫よけの基本原則とは「猫が嫌がること」×「慣れられることなく」×「継続する」です。

特に、3つ目の「継続」は、猫の糞尿、侵入に困っている方が見逃している点です。

猫は縄張りの動物ですので、一度縄張りに決めた場所は、そう簡単に離れようとしません。

その縄張り化の解除は、地道に猫を学習させるべくく継続することが肝心です。

ビルトインタイプ駐車場

自動車猫よけ対策

戸建ての1階部分が駐車場になっているビルトインタイプなの駐車場は、ガレージ出入り口以外は壁で塞がれているので、出入り口からの猫の侵入を阻止するのが基本です。

もっとも安価な対策は、ゴミ置き場などでも使われているネットです。緑色のタイプもあれば黄色のタイプもあります。

車や自転車を出すたびに、ネットを動かさないといけないのは面倒ですが、簡単安価に猫の侵入を防ぐのにはぴったりの方法です。

取り付けのポイントは隙間なくです。

少しでも隙間があれば必ず入ってきます。そして、猫を見なくなるまで継続することです。

カーポートタイプ

カーポートタイプ

オープン外構の戸建ても増えてきましたが、カーポートの場合は4方向ともオープンなので、猫に「どうぞお入りください。」と言っているようなもの。当然この状態のままでは侵入は防げません。

物理的な方法で安価に行うなら、駐車中は猫が入れないようネットで囲んでしまいます。

「エンジンルームに入る、車の下に居座る」と言う場合も同じで、障害物を置いて下に入り込めないようにするのが完璧な方法です。

「カーポートの意味なくなるじゃないか。」と言われそうですが、ほんのしばらくの我慢で済むこともあります。侵入できない状態を2週間から、最長で3ヶ月くらい続ければ、猫は「ここは入れない」と学習して来なくなる可能性があります。

猫によって、性格は様々なので1年続けても来る場合がありますので、 犯人を見ながら対処するのが良いでしょう。

青空駐車場

青空駐車場

自宅とは別の場所に無人の駐車場を借りていて、かつ屋根がない場合。これは、もう「猫の縄張り天国」のようなもので、ちょっとやそっと何かをやったところで、猫も、せせら笑っているかもしれません。

まずは、駐車場の貸主(大家)に相談するのが大原則です。大家も解約は困るので何らかの対策を打ってくれるかもしれません。

もし、対策を取ってくれない場合は、駐車場を変えてしまうのが一番です。もちろん、新しく借りる駐車場が猫のテリトリーになっているかどうかをしっかり確認しましょう。