猫よけ猫撃退!ちまたの対策

ちまたに色々ある猫よけ対策。

アンケート結果を見てみると、よく効く方法から、まったく効かない方法までがありました。

次の表は500を超える猫よけに関するアンケートを集計したものです。

物理的な方法が最も効果が高く、継続が困難な対策ほど効果が弱い傾向があります。

ちまたの猫よけ猫撃退 糞退治策一覧

アンケートにご協力していただい方が試した猫よけ方法の一覧です。まったく効果のなかった方法は「-」印になっています。

猫よけ策効果 根拠や具体的手法
 猫撃退実用機★★★★★ネコの嫌がる音(人には聞こえにくい)で侵入するたびに自動で追い払う。
クレゾールクレゾール石鹸や濃度の高いもの。強烈なニオイ。
漂白剤★★家庭用漂白剤をうすめててまく。匂い消しになる。
トゲトゲ★★★侵入場所や被害場所に設置し歩行を困難にさせる。
ネット★★★猫が侵入できないようネットを張る
センサー付ブザー★★赤外線に反応してブザーがなる
猫よけ薬品★★猫の嫌がるニオイをまく
苦情★★★飼い猫の場合、飼い主に苦情を言う。
猫よけネット★★侵入されたくないところに張る。
地域猫★★★ボランティアが餌付けし、捕獲し去勢避妊手術。
日替わり物体★★★日替わりで大型の物体を置く。
防犯砂利★★上を歩くと音がする。
保健所★★保健所に相談する。
木策液臭いを嫌がる。被害場所周辺にまく。
ハーブ臭いを嫌がる。栽培する。
ビー玉入り猫型置物他の猫のテリトリーと思わせる
コンクリート猫の好きな場所を固めてしまう。
車カバー車をカバーする。
柑橘類臭いを嫌がる。ボロ靴下などに入れてつるす。
割り箸★★侵入場所や被害場所に設置し歩行を困難にさせる。
センサー付ライト★★赤外線に反応してライトがつく。
テグス★★つりのテグスを張り巡らす。
鳥避けネット★★歩行を困難にさせる。
卵の殻★★乾燥させて細かく。まく、肉球をちくちくさせて嫌がらせる。
水鉄砲濡れるのを嫌がる
ペットボトル無効乱反射する太陽光を嫌がる。根拠がない(獣医談)
コーヒーカス無効ニオイを嫌がる?
正露丸無効ばらまく。フタを開けたペットボトルなどに水を少し入れ浸す
ニンニク無効みじん切りにしてまく
とうがらし無効みじん切りにしてまく
香辛料無効まく
ニコチン液無効タバコの吸殻を水に溶かして溶液を作る
お茶カス無効臭いを嫌がる。茶殻をまく。
お米のとぎ汁無効臭いを嫌がる。
食用酢無効臭いを嫌がる。被害場所周辺にまく。

猫よけの基本原則

この原則通りやらないと必ず失敗します。

アンケートにもあるように、原則を無視した猫よけ対策は、ことごとく失敗しています。

猫よけの基本原則は次の通りです。

「猫が嫌がること」×「慣れられず」×「学習するまで継続」

猫が嫌がることはたくさんあります。

でも、それだけではダメで、猫に常に警戒心を抱かせて、「ここに来てはいけないんだ。」と学習するまで徹底的に継続するのが、遠いようで最短の道のりなのです。

ご存知ですか?ネコの習性

猫の行動範囲は範囲50メートル、100メートルと意外に狭い範囲で行動すると言われています。

この狭いエリア内で、「食事場所(餌付け)」「トイレ」「仲間の猫との社交場」「寝床」などを決めて行動します。

猫の縄張り

飼い主の都合で引っ越すことになった飼い猫が、自分の臭いをつけて慣れ親しんだ我が家から離れるのは「死ぬほどのショック」とも言われます。

それくら、縄張りにこだわるのです。

だから、薬をまかれても、しばらくは逃げても、また戻ってくるのです。

「トイレ」は「そこ以外考えられない」と思っているのです。

猫同士の唸り合いや喧嘩を見かけたことがあるかもしれません。

自分の縄張りに侵入してきたよその猫を威嚇したり襲ったりするのも猫の習性のひとつです。

結局、猫撃退の方法は3つだけ

やっかいな猫ですが、確実な猫よけ方法は、実はまとめると、たった3つしかありまん。

猫よけ専用機を使う

猫よけガーデンバリア
サクッと解消するには専用機

猫よけ専用の実用機を使い、じっくり縄「張り意識」を解除する方法です。

最初だけお金はかかりますが、時間も、結果的に費用も安くつきます。

人力でやる場合は、粗大ごみなどの大型の物体を、毎日、とっかえひっかえ置くことで、猫に警戒させ侵入させないようにする方法があります。

これを猫が縄張りをあきらめるまで続けます。

人力でやる方法が民間療法だとすると、猫よけ実用機は、お医者さんの治療といったところです。

侵入できなくする

猫よけフェンス
塞げば完璧

効果絶大。100%侵入を防ぐなら柵です。

徹底的にやるなら物理対策です。

守りたいエリアをフェンスで完全に囲んでしまいます。

お庭全体は難しいのですが、菜園や庭の一部などフェンスでがっちり囲んでしまえば、さすがの猫も入れません。(※イメージ写真のネットは登ってしまうので金属製のフェンスがおすすめです)

ネットは「張る」以外「かける」という方法もときには有効です。

網目の細かいネットは猫の歩行を困難にするため侵入しづらくなります。

自動車やバイクの防御にはもってこいです。

また、猫はある程度決まったルートを移動するため、移動ポイントを遮断するような工事をしてしまえば、ルートを変えて糞をしなくなるケースもあります。

トゲトゲは、歩ける場所を探しながら突破する猫もいますし、かじるヤツもいます。

猫の嫌がる水を使う

猫は水を嫌う
猫は水を嫌がる

ほとんどの猫が恐れるのが水です(おそらく超音波より嫌なはず!)。

雨の日にずぶ濡れで歩く猫は見ることがありません。体が濡れたり、肉球と水との接触を嫌うのです。

ですから、もし、「庭にふん」があるなら、その場所をきれいにしたうえで、水浸しの状態をつづけます。

乾燥しないように毎日、びしゃびしゃの状態を維持します。これには猫も「まいった」です。

コンクリートやタイルなど、水が残りにくい場所は、いらない毛布などを敷いて、びしょびしょに濡らしておくと、いくら神経のずぶとい猫でも避けるでしょう。

いずれも、猫よけの原則どおり猫が来なくなるまで(学習するまで)続けることが肝心です。

「あれ見かけないな?」と思っても、物陰から、いつも狙っているのが猫。

気を緩めることなく、しっかり根絶できるまで続けます。